async_notify2

Features

Kotlin や Java の notify() / wait() メソッドを Dart で再現するライブラリである。

  • Notify
    • 非同期処理の待ち合わせ機能を提供する
    • 単一の通知イベントを待機し、通知があると処理を再開する
  • NotifyChannel
    • 型安全な値の送受信チャンネルを提供する
    • 非同期で値を送信し、受信側で待機することができる

Usage

基本的な Notify の使用例

// Notify インスタンスを作成
final notify = Notify();

// 別のFutureで通知を待機
final waitTask = notify.wait(); // notify() が呼び出されるまで待機

// 通知を送信
notify.notify();

// 待機していたタスクが完了
await waitTask;

// リソースを解放
notify.dispose();

NotifyChannel を使用した値の送受信

// 型安全なチャンネルを作成
final notify = Notify();
final channel = NotifyChannel<int>(notify);

// 別のスレッドで値を受信待機
final receiveTask = channel.receive(); // send() が呼び出されるまで待機

// 値を送信
channel.send(42);

// 受信した値を取得
final value = await receiveTask; // value = 42

// リソースを解放
notify.dispose();

複数の通知を処理する場合

final notify = Notify();

// 複数回の通知を待機
for (int i = 0; i < 3; i++) {
  await notify.wait(); // 各通知を順次待機
  print('通知 ${i + 1} を受信');
}

notify.dispose();

Additional information

このライブラリは Java/Kotlin の同期プリミティブである Object.wait() と Object.notify() の概念を Dart の非同期処理に適用したものである。マルチスレッド環境でのタスク同期や、プロデューサー・コンシューマーパターンの実装に適している。

参考リンク

Libraries

async_notify2